森のキノコ畔道じかん

2012年12月31日

往く年2012


今年は、テレビをほとんどつけずに過ごしたけれど
こんなに政治、国際情勢が気になった年はなかったと思う

そのニュース、出来事をみるにつけ
失望感のようなものを感じていた
でもなんだか必死な気持ちで


原発のこと、いろいろと
大方の国民の流れ(?)について

「本当を知らないからだ」
テレビ、マスコミの方向しかみないとそうなる。
と、だけで、
はたして今の流れを納得できるのかというと
そうでもないようにも思う

「知ったほうが正しい」
というのは、これまたちがうようにも思う


やっぱり現代社会の日本人は
昔ながらの人の有り様とは多くの人がかけ離れ、それを忘れてしまい、
「あたりまえの暮らしに感謝する」ことの意識を
持ち得なくなってしまったのではないかと思う。

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例えば
日々、私たちは食べ物を食べる
でも、食べ物は「モノ」ではなく「いのち」なのだということや
誰かが、それを育てたり、収穫したりして、
そして料理がされて
今自分が食べているということへの距離がそれぞれにあまりに遠い


ひとつその、いのちを繋げる「食」の距離をふりかえるだけで
「つながり」を取り戻すことができる

「つながり」を自分のなかに持つことは
そのつながりを大切にする思いを育む

それは
土であり、また人でもある

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土を想い、人と想うことを知っている人は、
決して、原発のこと、いろいろのこと
から
目を反らさない


「本当を知る」ということのほんとうは、
「本当の情報を知る」ということではなく
「命の理」を知るということなのではないかなと思う

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だから私は
3.11以降
心のなかで渋ってしまった「土」との距離を
自分のなかで取り戻そうと思う
現状をみながら、受け入れて
そして、それ以前に深く慈しみながら寄り添ってみようと思う

幸い私は
その心地のよさを知っている

きっと
永い古から続いてきた自然の理が、
私のなかの不安を消してくれるだろう

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来る年2013年は
そんな年にしたい

自分のなかに
足るを知る暮らしを創り
子どもたちにも、それを少しでも伝えられるように
田んぼでは、その自然とともにあるがままに受け入れられるように


今の社会になんとなしの失望感や怒りの感情を抱くだけでは
生きられない

私はやっぱり心穏やかにいたいだけ
そのためのいちばんは
私にとっては「土とともにあること」
そこからはじまる

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今までずっと思いだけ抱えていたものを
行動するとき
がんばりすぎずも、頑張ってみたい

そんな年にしたい
自分のなかの不安のようなものに答えをもたらしてくれるのは
きっと自分の行動だけなのだから


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sorayuki_1 at 12:46│Comments(0)TrackBack(0) ほっこり生活 | 今おもうこと

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