月と虹と碧の海やんばる

2004年11月28日

十六夜 母なる大地に環たる声


本島に着いて、やちむんの里へ。
登り窯。その存在感。土に触れるということ。
焼成の時を思い浮かべる。みてみたいなあ、炎。
お皿を買った。3枚。
揃いを買うのは、はじめてだ。
実家は、いつも3枚組。
そんな優しさを自然に受け入れることができる今に。
謝謝。

やちむんの里の向こうには、座喜味城跡。
入り日は、城の壁の向こう。海に天使の梯子が架かる。
岩と岩を積み重ねた、ほんの少しの隙間から。
空に向かってみどり。夕刻は虫の声。
石壁のアーチをくぐって、広がる円。
それだけでなんだか胸がいっぱいになります。
ボロットさんが静かにみつめてた夕暮れ時。
夜が更けゆき、
ボロットさんの喉声が星の下にひろがる。
ひざを抱えて、耳をすます。
巻上さんのテルミンを奏でる手が、
城壁に大きな影になって揺らぐ。
東から、だんだんと十六夜の月。
満ち足りた月が、静かにまた、城壁に囲まれた円を照らす。
きれい。とてもきれい。



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