私にできることNO RAIN NO RAINBOW

2004年07月30日

行く水

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Sarangkot(サランコット)
アンナプルナ連峰の夜明け。
神々の住む国ネパール。
その昔、アフリカから離れたインド大陸が、
ぶつかりこの山々を創った。
海の底から生まれてきた国。
古から、山は神宿るものとして崇められてきた。
麓の家々がみえる。
人は大いなる神のもと、
感謝をもって暮らしている。
雲が動き、Machhapuchhare(マチャプチャレ)が
荘厳な姿をみせてくれた。

Pashupatinath(パシュパティナート)。
あの煙は人が還ってゆく煙。

 その
 息は、空気
 骨は、石
 脂肪は、雪
 血は、水
 灰は、土となる

母なるガンジスへと続くバグマティ川。
その川を挟んだ向こう岸の火葬台。
神様の贈り物である水を含んだ藁が
口に入れられ、
口から火を。
人間の気持ちを、わかった気持ちを、
良いことを話し、神様をよぶ。口。
だからなんでもかんでも言ったらいけない。
いちばん大切なところ、口。

私も還る。
還るまで、大切に今を生きよう。


photo / Machhapuchhare(マチャプチャレ) 魚の尾ひれ




at 21:33│ Nepal  
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