2010年01月

2010年01月05日

2010年事始め その3 コロニヘーヴと金子美登さん


この番組の裏番組は紅白でした。
大晦日に見たテレビ 

NHK教育
「週末は僕らの庭へ イェンスのデンマーク式菜園生活」

集合体を意味する「コロニー」
庭を意味する「ヘーヴ」 =「コロニヘーヴ」
庭のコミュニティ

コロニヘーヴは、
都会で暮らす人々が週末にゆっくりと過ごすための
郊外のスペースとのこと。
本場デンマークでは、小さな小屋つきの庭が20~30区画集まって、
ひとつのコロニヘーヴとなっている。

神奈川県小田原市の江之浦でデンマーク人イェンスさんが
はじめた「エノコロ(江之浦のコロニヘーヴ)」

休耕地だった場所を開墾して
皆が集える素敵な小屋を建て、野菜を育て楽しむ。
畑(菜園)が人が集うコミュニティの場所になっている。

小さな温室やと扉。自分の手で作る愉しみ。
センスの光るその扉や収穫した野菜で作る料理。

いろんな「農」との向きあい方があり、
パーマカルチャー的にみても、同じものの捉え方もあった。
その道の専門家ではなくても
その経験から習得し、工夫し、得た知識は取り入れて。
そんな姿勢が、「愉しさ」をより深める。

都会の人が、普段の生活を離れてエノコロにやってくる。
「普段と違うからいい」そんな意見もあって、
ああ、そういう考えもあるのだなあと思った。

デンマーク、イェンスさんならではの
おしゃれさが素敵だった。

「完成されたデザインは美しい」そんな言葉を思い出す。

菜園が人と人とのコミュニティの場になること。
そしてイェンスさんが、
子どものためにある気がすると語っていたことが印象的だった。


「エノコロ通信」
http://blog.sideriver.com/kolonihave/


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

NHK
プロフェッショナル 仕事の流儀
「命の農場で、土に生きる~農家・金子美登~」


無限に広がる大地のキャンバス

百姓は百を匠に育てる

いのちめぐる農場

ベストを尽くして我慢する


ナスとパセリ
イチゴとニンニク
チンゲン菜と春菊
お互いを高め合う、助け合ういのち(コンパニオンプランツ)

田んぼでは、水の温度管理
いもち病を防ぐのにあのコナギを取らずに
栄養を雑草にやるという策

日々田んぼに足音を聴かせる
その視線と読み取る感覚


金子さんが長年の経験から得たもの、知識を学び続けてきたこと
その苦労と、そのよろこび

困難こそたのしめ

それは
RVFのJoeが常に口にしていた
「問題こそ解決策の短所である」
それに似て


今やとても有名な金子さんなのだけれど
その姿勢はどこまでも真摯だ

研修生に作業をお願いするときの
金子さんの言葉遣いひとつで伝わるお人柄

福岡翁も川口さんもJoeも
そして金子さんもおなじ。
大いなる自然の在り方のなかにちゃんと根ざす

皆、「農」はその人生き方であり
表現だ



NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
「命の農場で、土に生きる~農家・金子美登~」

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/100105/index.html

「霜里農場」



sorayuki_1 at 23:39|Permalink 今おもうこと 

2010年01月04日

2010年事始め その1 虫眼とセンス・オブ・ワンダー


2010年 昼夜逆転の三が日

NHKの番組をよぉーくみた
ふだん、テレビ番組表をみて
観るものをえらぶというゆとりはないので、
お正月ならではかもしれない。

NHKの深夜番組は、心ひかれるものが多い

・「日本の名峰」
・「さわやか自然百景 新春スペシャル 四季 日本列島」

日本は、四季は、自然は美しい、としみじみ。


・「初春トーク 宮崎駿・養老孟司
「子どもが生き生きするために」」

「虫眼とアニ眼」のなかに出てくるという
宮崎氏の夢の保育園のイラストをみた。

緑に覆われた園舎
でこぼこの園庭

保育園・幼稚園のとなりには、ホスピスがあって
子どもたちと老人の交流がある
(「崖の上のポニョ」にも描かれているらしい
まだポニョを観ていないので...)

本当にすてき
こんな場所で育つ子どもたちはいいなあ。

そして
スタジオジブリの企業内保育園
「3匹の熊の家」での
子どもたちの様子のお話

宮崎駿、養老孟司さんのお話は
本当に素晴らしくて、
年明け早々大きなお年玉をもらった気持ち。
ほくほくだ。


「虫眼」とは、
虫の身体の見逃してしまうくらい微小な特徴を目ざとく見つけ、
それに感動できるセンスを持っている人のことである。
とのこと。

「感動できるセンス」
これは
=センス・オブ・ワンダー
だと思う。

自然のなかにあるふしぎ
いのちのすばらしさを感じながら

そうした体感(自然共感力)が、

自分と他者、他事を
自分のことを大切にすることと同じように思える未来に
つながってゆく、と私は思う。

目にみえないかんじんを感じることができる種は、
自然から得られることが多いと
つくづく思う

私が思う「福祉=しあわせ」と
今関わっている子どもへの活動が
ちゃんと繋がっているということを
しんしんと感じることができた

もう少し
今年はすすめてみよう


いい番組でした。




sorayuki_1 at 06:00|Permalink 今おもうこと