2009年01月
2009年01月17日
やましごと 〜間伐作業〜
雑木林
コナラを中心とした落葉樹林
里大(田んぼ里山大学)の授業
(なんか「里大」ってひびきいいなあ。)
植樹してから十数年経った
クヌギの木をいっぽん伐採します
冬季(晩秋から翌早春)
雑木林はそのままにしておくと
ひょろひょろとした木ばかりになってしまうので
林の密度を下げるために間伐(除伐)する
のこぎり、ロープ、鉈、剪定ばさみ
はしご、ヘルメット、軍手
[伐倒]
倒す方向(倒れる場所がある)を見極めて
ひっかかってしまう枝を落とす
大きな枝は、幹と切る枝をロープで結わき、
切った枝をロープを解きゆっくり下ろす
(「空師 柿の木の伐採」)
倒す方向からひっぱるためのロープを結わいておく
[受け口]
伐倒する方向に受け口を作る
地際から20?30?の部分を
直径の1/4?1/3までまっすぐに切る
切ったところまで斜めに切り込む
(切り込み角度30度以上45度以下)
[追い口]
受け口の高さの下から2/3の高さで
まっすぐ切り込む
受け口が浅いと木が倒れるとき跳ねるので
しっかり切り込むこと
切り口が早く治癒するように
病原菌の侵入をできるだけ防ぐために
切り口の表面をまっすぐ滑らかに切ることが大切
使用するノコギリも刃を研ぎ滑らかに切れるようにすること
年輪をかぞえると10年くらいのクヌギでした
(実際は10年以上経っています)
伐採した木の [玉切り]
使用する目的に合わせて切る
ここは、緩い斜面になっている
立っている木を背にするようにして
切った木を保管すると、
斜面を転がってしまうことが防げる
間伐材は、
しいたけのほだ木や薪や炭に利用される
クヌギは萌芽力の強い樹
(萌芽特性の強い樹種:コナラ、クヌギ、クリ、エゴノキ、
ホオノキ、ミズナラ、アラカシ、クスノキ)
もちまえの蘇生力で伐採時の傷口をふさいで、
孫生え(ひこばえ)を伸ばして株立ちになる
そしてその数本の孫生えをまた2、3本残して育てる
そうしてまた木は大きく育ってゆく
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ノコギリで木を切る
私は木に登って切る役目は今回しなかったけれど、
できるようになりたい。
家のまわりには木がたくさん。
うまく木々とつきあい暮らしたい。
木が倒れたとき、やっぱり心はいたむ。
木は逃げたり、話したりできない。
けど、雑木林、里山。
自然と人とのつながりのなかのビジョンと、
もちまえの蘇生力をみせる木々をみていると
それもやわらぐ。
木と向き合いながら、暮らせるようになれたらいい。
2009年01月15日
ゆず種化粧水 〜ローズウォーター〜
ゆずの種をホワイトリカーにつける
1、2週間すると
とろんとしてくる
ゆず種のペクチンの効果
ゆずは、藤野と葉山のもの
いりあい村の柚子も3回目の抽出から
柚子種の抽出液に
ローズウォーターを加えて化粧水をつくります
いい香り
ローズウォーター
無添加ダマスクローズの蒸留水
さっぱりとろりん
いい香りです
*今回の柚子種ローズウォーター化粧水 レシピ(割合)
・柚子種抽出液 1
・ローズウォーター 5
・グリセリン 5?10%
・精製水 4
*ゆずの肌への作用
毛細血管の働きを良くする
小じわをふせぎ、シミ、ソバカスをうすくする
*ゆずの成分
シトラール・リモネン/血行促進や新陳代謝促進を助ける働きをする
リモニン・ノミリン/抗腫瘍作用、鎮痛作用、抗炎症作用、殺菌作用
リモノイド/抗ガン作用、悪玉コレステロール抑制作用
「ゆず茶」 2008.12
2009年01月14日
いりあい村 記2 〜いりあい村の庭さんぽ〜
いりあい村さんぽ
日当り良好! 東伊豆はあたたか
いりあい村のガーデンは、
ゆるい傾斜(感じないくらいのゆるい斜地)に
果樹、お茶、畑がひろがっている
家の側にあった文旦?の種の木をはじめ、
レモンや柚子などの柑橘、
梅、そして奥にはキウイ棚とブルーベリー
暮らしを彩る果樹たち
植えたばかりの樹木もあり、
文代さんの想いを少しずつ実らせている様子
鹿よけの2m級の柵
シカ、サル、イノシシ
3大害獣がいるのだとか
アボカドの木がありました
いいなあ アボカド
うちでも植えよかな
大きなソーラー発電
昼に電気を作り電力会社に売る
夜に電気を買う
電気を自給、いいなあ
堆肥場はかかせないアイテム
竹で編んだ堆肥場
アイデアだなあ
いりあい村の庭は山へとつづく
ゾーン5といったところかな
上手と下手に森が形どる
谷には川が流れ、海へとつづく
多くのコナラなどを植林した場所もあるという
[小さな祠に緑の苔]
3種の木が肩寄せて立っている
杉の木の多くは朽ちて(虫害かな?)いて、
倒れているものもある
これが日本の多くの森でみる現状
植林した杉が、利用されずにそのままになっている
うちも、去年家に植えてあった杉を切った
半分朽ちて、風にゆらゆらしていた
倒れれば、山小屋(我が家)崩壊の危機だった
裏手の山の杉も同じ現象がみられている
いりあい村の家に使用した木材はすべて
敷地内の杉を伐採したという
植えた → 利用する
大切なこと それは自然なこと
どんぐりもたくさん落ちていました
[赤い種はべたべたしています。鳥がよろこびそうです]
トベラだとすると、枝葉を切ると悪臭がするそうだ
そのため、戸口に植えられた魔除けの木
「扉の木」
べたべたの赤い実は、
鳥の口ばしにくっついて遠くに運ばれるのだという
やっぱり、ちゃんと意味がある。
植物の知恵。植物ってすごい。