2007年06月
2007年06月13日
めにみえない毒
夷隅から
もらってかえった金魚の赤ちゃん
黒っぽくて小ちゃくて
はじめてみる
金魚の赤ちゃんを3匹もらって
家には、おととしの夏まつりの
金魚すくいの赤い金魚が1匹
家の前の小さなコンクリ池で
ずっと生きている
雨水が溜まり、コケが生え、
去年の冬、分厚い氷が張った時も
生きていることがうれしかった
池に一匹ではさみしかろ
そう思って かわいい3匹がうれしかった
もらってきた赤ちゃんたち
まだまだ小ちゃいから
池にいれるのはまだやめにして
虫かごを買い、
メダカのエサを買った
その小さな池の水を虫かごに汲み
小さな小さな金魚の赤ちゃんを
一日、一日泳いでいることにほっとしていた
だけど、
私の油断と不注意で、
翌朝みたときには
金魚の赤ちゃんは死んでいた
何日間かで
「大丈夫だ」とへんに私は安心してしまってた
水道水に変えて、水の塩素を取り除く鉱石を入れていた
夜遅かったこと、雨ふりだったこと
池の水を汲まなかった自分の判断
次の日
子どもたちとのお散歩は
川あそび
キレイな緑の苔
したたる水
カニやエビや小さなサカナが生きる川
水道水には めにみえない毒
金魚の赤ちゃんが死んでしまう水
私たちの身体にはいってゆく水
川の水に足をひたしながら思った
いつからこんなに
人は水をけがしてしまったんだろう
そして私は
小さな小さな金魚のいのちを
どうしてもっと思うことができなかったのか
めにみえない毒の事実を
虫かごの水のなかに浮かんだ赤ちゃん金魚が、
物言わず語っているようだった
もらってかえった金魚の赤ちゃん
黒っぽくて小ちゃくて
はじめてみる
金魚の赤ちゃんを3匹もらって
家には、おととしの夏まつりの
金魚すくいの赤い金魚が1匹
家の前の小さなコンクリ池で
ずっと生きている
雨水が溜まり、コケが生え、
去年の冬、分厚い氷が張った時も
生きていることがうれしかった
池に一匹ではさみしかろ
そう思って かわいい3匹がうれしかった
もらってきた赤ちゃんたち
まだまだ小ちゃいから
池にいれるのはまだやめにして
虫かごを買い、
メダカのエサを買った
その小さな池の水を虫かごに汲み
小さな小さな金魚の赤ちゃんを
一日、一日泳いでいることにほっとしていた
だけど、
私の油断と不注意で、
翌朝みたときには
金魚の赤ちゃんは死んでいた
何日間かで
「大丈夫だ」とへんに私は安心してしまってた
水道水に変えて、水の塩素を取り除く鉱石を入れていた
夜遅かったこと、雨ふりだったこと
池の水を汲まなかった自分の判断
次の日
子どもたちとのお散歩は
川あそび
キレイな緑の苔
したたる水
カニやエビや小さなサカナが生きる川
水道水には めにみえない毒
金魚の赤ちゃんが死んでしまう水
私たちの身体にはいってゆく水
川の水に足をひたしながら思った
いつからこんなに
人は水をけがしてしまったんだろう
そして私は
小さな小さな金魚のいのちを
どうしてもっと思うことができなかったのか
めにみえない毒の事実を
虫かごの水のなかに浮かんだ赤ちゃん金魚が、
物言わず語っているようだった
2007年06月05日
四葩
家に上がる階段を
彩るように植えてあった紫陽花
この家に住んだ頃の枝は、
伸び切ってしまっていたから
チョッキン剪定
それから2度の初夏、花は咲かなかった
今年、初めて出会えた紫陽花の花
雨に咲いていた つぶらな花びら
恋の予感に揺れて 虹色に染まるの
あの日の二人は 言葉で言えずに
街角で立ち止まり 雨の音聞いてた
なぜだか 忘れられない 不思議なメロディー
今でも 心によみがえる 思い出
だんだん好きになって
そして だんだん恋になる
何もかも 忘れられなくなってる
もうすぐ あじさいみたいにオシャレになって
あなたの ぬくもりにこの身を まかせる
だんだん好きになって
そして だんだん恋になる
何もかも 忘れられなくなってる
「あじさいのうた」原由子
彩るように植えてあった紫陽花
この家に住んだ頃の枝は、
伸び切ってしまっていたから
チョッキン剪定
それから2度の初夏、花は咲かなかった
今年、初めて出会えた紫陽花の花
雨に咲いていた つぶらな花びら
恋の予感に揺れて 虹色に染まるの
あの日の二人は 言葉で言えずに
街角で立ち止まり 雨の音聞いてた
なぜだか 忘れられない 不思議なメロディー
今でも 心によみがえる 思い出
だんだん好きになって
そして だんだん恋になる
何もかも 忘れられなくなってる
もうすぐ あじさいみたいにオシャレになって
あなたの ぬくもりにこの身を まかせる
だんだん好きになって
そして だんだん恋になる
何もかも 忘れられなくなってる
「あじさいのうた」原由子