2007年05月
2007年05月05日
パーマカルチャー体験講座3 田んぼパーマカルチャー
「田んぼパーマカルチャー」と題して
ひとコマもらいました。
こんなお話をしました... ↓
日本人の主食である「お米」
日本の食糧自給率の話
食文化の変化
減反の影、宅地化、兼業せざるおえない農家...
減ってゆく田んぼ
エネルギー消費社会 輸入に依存するシステム
昔から引き継がれてきた 里山文化
雑木林を管理し、森からの享受を受け、森を還す
水田に、生き物のにぎわいをよび、
人の暮らしと自然の育みは共にあった里山の暮らし
遷移に、人間による手を入れて、
生物多様性、資源を最大限に取り入れる
里山文化は、パーマカルチャーのめざす森の在り方に通じている
さあ、
田んぼの見直し(再生)と、新しい価値観の創造へ
近年、農は衰退を辿っているけれど、
新しい「農」の在り方がそれこそ多様に展開されていると思う
「百姓」ではない、「農にたずさわろうとする人」も然り。
「昔ながらの田んぼ」(=手作業による田んぼ)の持っている機能、意味
お米をつくる → 人間の食べもの
水災害を防ぐ → 天然のダムの役割
生き物を育む → 湿地によるいのちのにぎわい、食物連鎖
美しい風景 → 心が和む
元氣になる → 体を動かす、自然にふれてリフレッシュする
人と人とを結ぶ → コミュニケーションの場
パーマカルチャーは、「未来を気づく、築くもの」
里山文化を再生することではなく、未来へとつなぐもの
様々な価値観とパーマカルチャーデザインの原則を活かした
田んぼの創造ができたら愉しい
(↑ これが今回のコンセプトデザイン)
田んぼの機能を理解し、五感を使ってよーく観察してみよう
田んぼのシステム
自然エネルギーと、生きものたちのシステム(いのちの環)の
つながりをみてみよう
(↑ これが今回のストラテジー、システムデザイン)
かわいい、木の入り口をくぐると
センター(パーマカルチャーセンタージャパン:PCCJ)の
田んぼです
両側を木々に囲まれた小さな谷戸の田んぼです
田起こしをして、もうすぐ水入れ、種蒔きです
目を閉じて
耳をすませば...
鳥の声、川のせせらぎ、風の音、木々がさわさわという音
バイクの通った音、人の気配...
そっと目をあけてみて
どんな生きものがいますか?
田んぼの上をとんでいる
ガガンボ、トンボ、チョウチョ、カのようなもの...
[マメ科のレンゲ チッ素固定してくれる植物]
川から水を導く田んぼ
トンボの子ども、ヤゴがいる田んぼ
風景も田んぼのシステム、田んぼの一部
田んぼの生きもの探しをしてみよう
畦草もみてみよう
[ミント 水辺も好んで生える]
田んぼの畦にミント。PC的でステキ♪
様々に利用できる。稲にとってわるい虫をあまりよばない効果もある
[ヨモギ おばあちゃんの薬草レシピ]
シロツメクサも、カラスノエンドウも
昨日の天ぷらレシピのものは、田んぼにもたくさん
[ヤマアカガエルのカエルの卵]
カエルは、田んぼに水の入る頃に
オタマジャクシになるのを予測して卵を産む
生きものたちは、田んぼを、人の作業をみているんだね
[モノアラガイ]
水気を好むモノアラガイ
乾いてゆく田んぼのなかで冬を越してきた貝。
水田になれば、生えてくる水草に卵を産むことができます
貝は、ホタルなどの他の生き物たちのエサでもありました
[イトミミズ]
冬の乾田は、ミミズ
水をいれるまでにミミズは畦に非難です
夏の水田は、イトミミズ
「ミミズ」は、大地の腸
生きものたちに守られて、田んぼは在ります
[おとなりの小さな池にもカエルの卵]
2000のタマゴから、
こうして卵を産めるまで成長できるのは、2匹
2匹いれば交尾ができ、また2000のタマゴを産める
自然はそうしてバランスをとって存在する
ヤゴはオタマジャクシを食べて育つ
ヤゴはトンボになり
オタマジャクシはカエルになる
そうしてカエルはトンボを食べる
お互いがお互いを食べる
これもまた自然のバランス
田んぼのなかに在る
自然の生きものたちのシステム
絶妙なバランスで存在する
そうして人の稲作もその環のなかにある
パーマカルチャーでは接点、縁
エッジの重要性、エネルギーを考える
田んぼは湿地となる自然のなかの人工の縁
そこに生き物多様性が生まれる
「自然をよりよく豊かにできるのは人間である」
パーマカルチャーの提唱者 ビル・モリソンの言葉
「人間にとってもいい、自然にとってもいい」
生きもの、いのちのにぎわいの田んぼがオモシロイ!
ひとコマもらいました。
こんなお話をしました... ↓
日本人の主食である「お米」
日本の食糧自給率の話
食文化の変化
減反の影、宅地化、兼業せざるおえない農家...
減ってゆく田んぼ
エネルギー消費社会 輸入に依存するシステム
昔から引き継がれてきた 里山文化
雑木林を管理し、森からの享受を受け、森を還す
水田に、生き物のにぎわいをよび、
人の暮らしと自然の育みは共にあった里山の暮らし
遷移に、人間による手を入れて、
生物多様性、資源を最大限に取り入れる
里山文化は、パーマカルチャーのめざす森の在り方に通じている
さあ、
田んぼの見直し(再生)と、新しい価値観の創造へ
近年、農は衰退を辿っているけれど、
新しい「農」の在り方がそれこそ多様に展開されていると思う
「百姓」ではない、「農にたずさわろうとする人」も然り。
「昔ながらの田んぼ」(=手作業による田んぼ)の持っている機能、意味
お米をつくる → 人間の食べもの
水災害を防ぐ → 天然のダムの役割
生き物を育む → 湿地によるいのちのにぎわい、食物連鎖
美しい風景 → 心が和む
元氣になる → 体を動かす、自然にふれてリフレッシュする
人と人とを結ぶ → コミュニケーションの場
パーマカルチャーは、「未来を気づく、築くもの」
里山文化を再生することではなく、未来へとつなぐもの
様々な価値観とパーマカルチャーデザインの原則を活かした
田んぼの創造ができたら愉しい
(↑ これが今回のコンセプトデザイン)
田んぼの機能を理解し、五感を使ってよーく観察してみよう
田んぼのシステム
自然エネルギーと、生きものたちのシステム(いのちの環)の
つながりをみてみよう
(↑ これが今回のストラテジー、システムデザイン)
かわいい、木の入り口をくぐると
センター(パーマカルチャーセンタージャパン:PCCJ)の
田んぼです
両側を木々に囲まれた小さな谷戸の田んぼです
田起こしをして、もうすぐ水入れ、種蒔きです
目を閉じて
耳をすませば...
鳥の声、川のせせらぎ、風の音、木々がさわさわという音
バイクの通った音、人の気配...
そっと目をあけてみて
どんな生きものがいますか?
田んぼの上をとんでいる
ガガンボ、トンボ、チョウチョ、カのようなもの...
川から水を導く田んぼ
トンボの子ども、ヤゴがいる田んぼ
風景も田んぼのシステム、田んぼの一部
田んぼの生きもの探しをしてみよう
畦草もみてみよう
田んぼの畦にミント。PC的でステキ♪
様々に利用できる。稲にとってわるい虫をあまりよばない効果もある
シロツメクサも、カラスノエンドウも
昨日の天ぷらレシピのものは、田んぼにもたくさん
カエルは、田んぼに水の入る頃に
オタマジャクシになるのを予測して卵を産む
生きものたちは、田んぼを、人の作業をみているんだね
水気を好むモノアラガイ
乾いてゆく田んぼのなかで冬を越してきた貝。
水田になれば、生えてくる水草に卵を産むことができます
貝は、ホタルなどの他の生き物たちのエサでもありました
冬の乾田は、ミミズ
水をいれるまでにミミズは畦に非難です
夏の水田は、イトミミズ
「ミミズ」は、大地の腸
生きものたちに守られて、田んぼは在ります
[おとなりの小さな池にもカエルの卵]
2000のタマゴから、
こうして卵を産めるまで成長できるのは、2匹
2匹いれば交尾ができ、また2000のタマゴを産める
自然はそうしてバランスをとって存在する
ヤゴはオタマジャクシを食べて育つ
ヤゴはトンボになり
オタマジャクシはカエルになる
そうしてカエルはトンボを食べる
お互いがお互いを食べる
これもまた自然のバランス
田んぼのなかに在る
自然の生きものたちのシステム
絶妙なバランスで存在する
そうして人の稲作もその環のなかにある
パーマカルチャーでは接点、縁
エッジの重要性、エネルギーを考える
田んぼは湿地となる自然のなかの人工の縁
そこに生き物多様性が生まれる
「自然をよりよく豊かにできるのは人間である」
パーマカルチャーの提唱者 ビル・モリソンの言葉
「人間にとってもいい、自然にとってもいい」
生きもの、いのちのにぎわいの田んぼがオモシロイ!
パーマカルチャー体験講座2 エネルギーと私の距離
いのちの源
" 水 "
さいしょの一滴をめざして
源流遡行
歩く
歩く
あるーく!
子どもたちもがんばって歩きます
おとーさんがんばります
岩からしみ出る
さいしょの水と出逢えました
ちっちゃな子も、おとーさんおんぶでやってきました
いろんな体験をして、おっきくなあれ
?山歩きのあとは、あさごはん?
田んぼの講義のおわったあとは、
田んぼのとなりの
「ストローベイルハウスの壁塗り」
漆喰を塗ります
水はどこから来るの?
食べ物はどこにあるの?
水は水道をひねると出て来て、
食べ物はスーパーに山積みされている
お肉はパックのなかに入ってる
生きるために必要不可欠なものたちが、
どんな物語を経て、私たちの口に届くのか
切り離して考えない
理解していたい
そして
できるだけ使うエネルギーが少ない生活をしたい
ストローベイルは藁の家
負荷が少ない 地球に在った素材で創られる家
家を自らの手で建てること
やらなきゃできない やってみること
私に在る このカラダを使って
自分でできることを増やしてゆきたい
" 水 "
さいしょの一滴をめざして
源流遡行
歩く
歩く
あるーく!
子どもたちもがんばって歩きます
おとーさんがんばります
岩からしみ出る
さいしょの水と出逢えました
ちっちゃな子も、おとーさんおんぶでやってきました
いろんな体験をして、おっきくなあれ
?山歩きのあとは、あさごはん?
田んぼの講義のおわったあとは、
田んぼのとなりの
「ストローベイルハウスの壁塗り」
漆喰を塗ります
水はどこから来るの?
食べ物はどこにあるの?
水は水道をひねると出て来て、
食べ物はスーパーに山積みされている
お肉はパックのなかに入ってる
生きるために必要不可欠なものたちが、
どんな物語を経て、私たちの口に届くのか
切り離して考えない
理解していたい
そして
できるだけ使うエネルギーが少ない生活をしたい
ストローベイルは藁の家
負荷が少ない 地球に在った素材で創られる家
家を自らの手で建てること
やらなきゃできない やってみること
私に在る このカラダを使って
自分でできることを増やしてゆきたい
2007年05月04日
パーマカルチャー体験講座1 地産地消と人の知恵
パーマカルチャー体験講座
2泊3日でパーマカルチャーセンタージャパンで行われた、
はじめての人のための "GWパーマカルチャー体験講座" 。
スタッフとしての参加です。
3日めには、
講師として「田んぼパーマカルチャー」と題して受け持ちます。
わくわくとドキドキの3日間。
子どもたちも参加しています。
いろいろに学びたい3日間。
2日目の今日は、
「畑(野草も)からの食卓と、おばあちゃんの酒まんじゅう」
農作業たるもの 朝は早い
パーマカルチャー農場へ
夏野菜の苗の植え付けと種まきをします
雑草を敵とせず、活かす農法
すべてが循環する畑
人の目が行き届き、人もその環のなかで手を動かす
設楽おじの畑は、いつも美しいな?と感じます
種まいたよ
ミミズいたよ
ゴボウも収穫
今日のお昼は、野草を使った昼食づくり
農場の周りで、野草摘みをして帰ります
センターに戻ったら、
おばあちゃんから「野草を使った薬つくり」を学びます。
ここ藤野町は、その昔、小麦の生産を行っていました。
そして、ならではの食文化がありました。
そのひとつ「酒まんじゅう作り」を
おばあちゃんに教えてもらいます。
まず、まんじゅう酒を体験。
そして酒まんじゅう。
ごはんと、米麹と、まんじゅう酒、小麦粉をまぜて
発酵を待ちます
発酵を待つ間に、
野草の天ぷらパーティ
ヒメオドリコソウ、イタドリ、ユキノシタ、シロツメクサ
ノビル、カラスノエンドウ、タンポポの花
[ヒメオドリコソウ]
毒草の知識をしっかりと。天ぷらはだいたいはいけます。
野の草に親しみ、利用して来た里山の文化を思います。
食べたり、薬として利用したり、染料にしたり...
植物はなんと恵みを人々に与えてくれることか!
発酵した生地を分割して、あんを包みます。
↓ [味噌と砂糖をまぜた、みそあん]
包んで、いよいよおまんじゅう
せいろで蒸かして、できあがり。
「おいし?い!」
おばあちゃんありがとう
お食事中しつれいします...
人の落とし物は、コンポストトイレで。
たまったら、畑に撒きます。
循環する暮らし って気持ちいい
地産地消と、人の知恵にカンパイ!
2泊3日でパーマカルチャーセンタージャパンで行われた、
はじめての人のための "GWパーマカルチャー体験講座" 。
スタッフとしての参加です。
3日めには、
講師として「田んぼパーマカルチャー」と題して受け持ちます。
わくわくとドキドキの3日間。
子どもたちも参加しています。
いろいろに学びたい3日間。
2日目の今日は、
「畑(野草も)からの食卓と、おばあちゃんの酒まんじゅう」
農作業たるもの 朝は早い
パーマカルチャー農場へ
夏野菜の苗の植え付けと種まきをします
雑草を敵とせず、活かす農法
すべてが循環する畑
人の目が行き届き、人もその環のなかで手を動かす
設楽おじの畑は、いつも美しいな?と感じます
種まいたよ
ミミズいたよ
ゴボウも収穫
今日のお昼は、野草を使った昼食づくり
農場の周りで、野草摘みをして帰ります
センターに戻ったら、
おばあちゃんから「野草を使った薬つくり」を学びます。
ここ藤野町は、その昔、小麦の生産を行っていました。
そして、ならではの食文化がありました。
そのひとつ「酒まんじゅう作り」を
おばあちゃんに教えてもらいます。
まず、まんじゅう酒を体験。
そして酒まんじゅう。
ごはんと、米麹と、まんじゅう酒、小麦粉をまぜて
発酵を待ちます
発酵を待つ間に、
野草の天ぷらパーティ
ヒメオドリコソウ、イタドリ、ユキノシタ、シロツメクサ
ノビル、カラスノエンドウ、タンポポの花
毒草の知識をしっかりと。天ぷらはだいたいはいけます。
野の草に親しみ、利用して来た里山の文化を思います。
食べたり、薬として利用したり、染料にしたり...
植物はなんと恵みを人々に与えてくれることか!
発酵した生地を分割して、あんを包みます。
↓ [味噌と砂糖をまぜた、みそあん]
包んで、いよいよおまんじゅう
せいろで蒸かして、できあがり。
「おいし?い!」
おばあちゃんありがとう
お食事中しつれいします...
人の落とし物は、コンポストトイレで。
たまったら、畑に撒きます。
循環する暮らし って気持ちいい
地産地消と、人の知恵にカンパイ!