2007年04月
インタープリテーション発表 テーマ:おたまじゃくし
うー! 実践です。
7分間のインタープリテーション
観察素材「おたまじゃくし」
自己紹介のあとに 一列になってと呼びかけ
池に移動します。
みなさん、おたまじゃくしが何をしているか
何を食べているのか 体の状態 観察してください
1分間 どうぞ
浮き草を食べているオタマさん
共食い(オタマさんを食べている)オタマさん
でわ、次は
視線を上げて、この池にいる他の生き物をみてみてください
1分間 どうぞ
飛んでいるもの、水の表面にいるもの、水のなかにいるもの...
みてみてください
浮き草を食べているのをみれたと思います。食べ跡がありますね。
オタマジャクシが共食いをしているのがみられましたか?
植物食であること、雑食であることがわかります。
オタマジャクシのおなかはぐるぐるとなっていましたね。
これは食性が植物食が中心だからです。
人間も雑食。人間の腸と同じですね。
あと一週間もすると、オタマジャクシはカエルに変態して、
完全動物食になります。食性が変わるのです。
アメンボをみつけた人はいますか?
アメンボはオタマジャクシを食べます。
ホタルは今、土のなかでマユになっていますが、
ホタルの幼虫もオタマジャクシを食べます。
夏にホタルがきれいな光を楽しませてくれるのも、
オタマジャクシのおかげかもしれません。
あと一週間程で足が出て、手が出てカエルになります。
ヘビなどに食べられるキケンが待っています。
そうやって食べられてゆくオタマジャクシ。
またここに戻ってくるのは1/2000です。
トンボが飛んでいますね。
トンボの子どもはヤゴです。
ヤゴは水のなかにいて、オタマジャクシを食べます。
オタマジャクシはカエルになります。
カエルはトンボを食べます。
もちつもたれつの関係です。
ひとつひとつが大切ないのちで、
いのちはつながっています。
ー おわり ー
* * * * *
時間内に終えること
みてほしいと思ったものがみれないこと
実際の時間で起こる事態への配慮の難しさ。
解説をするのではなく、参加者が体感しながら
自身で「不思議」を感じること
おべんきょになりました。
7分間のインタープリテーション
観察素材「おたまじゃくし」
自己紹介のあとに 一列になってと呼びかけ
池に移動します。
みなさん、おたまじゃくしが何をしているか
何を食べているのか 体の状態 観察してください
1分間 どうぞ
でわ、次は
視線を上げて、この池にいる他の生き物をみてみてください
1分間 どうぞ
飛んでいるもの、水の表面にいるもの、水のなかにいるもの...
みてみてください
浮き草を食べているのをみれたと思います。食べ跡がありますね。
オタマジャクシが共食いをしているのがみられましたか?
植物食であること、雑食であることがわかります。
オタマジャクシのおなかはぐるぐるとなっていましたね。
これは食性が植物食が中心だからです。
人間も雑食。人間の腸と同じですね。
あと一週間もすると、オタマジャクシはカエルに変態して、
完全動物食になります。食性が変わるのです。
アメンボをみつけた人はいますか?
アメンボはオタマジャクシを食べます。
ホタルは今、土のなかでマユになっていますが、
ホタルの幼虫もオタマジャクシを食べます。
夏にホタルがきれいな光を楽しませてくれるのも、
オタマジャクシのおかげかもしれません。
あと一週間程で足が出て、手が出てカエルになります。
ヘビなどに食べられるキケンが待っています。
そうやって食べられてゆくオタマジャクシ。
またここに戻ってくるのは1/2000です。
トンボが飛んでいますね。
トンボの子どもはヤゴです。
ヤゴは水のなかにいて、オタマジャクシを食べます。
オタマジャクシはカエルになります。
カエルはトンボを食べます。
もちつもたれつの関係です。
ひとつひとつが大切ないのちで、
いのちはつながっています。
ー おわり ー
* * * * *
時間内に終えること
みてほしいと思ったものがみれないこと
実際の時間で起こる事態への配慮の難しさ。
解説をするのではなく、参加者が体感しながら
自身で「不思議」を感じること
おべんきょになりました。
2007年04月29日
森のモデルガイドウォーク(後編)
ー 前編からの続き ー
野の草を観察するときに
採取して観察したいときの約束事
・たくさんあるもの
・じょうぶなもの
・「カミサマゴメンナサイ」ということ
植物と仲良くなるための分類例
5つの仲間わけ
1:サクラのなかま 花びら5枚
(ハコベ)
2:アサガオのなかま 花びら1枚
(オオイヌノフグリ)
3:スミレのなかま 花びらがつながっているようにみえる
(カラスノエンドウ)
4:キクのなかま たくさんの小さな花が集まっている
(ハルジオン)
5:イネのなかま 花にはみえない、花ではない
(スイバ)
木が生い茂り日陰の道。
ここだけ落ち葉がたくさん 秋みたい
常緑樹は春に若葉が芽生えるから、
春に葉を落とすんだね
この葉っぱとおんなじ葉っぱを拾ってごらん
一回折って 二回折って 三回折って...
においを嗅いでごらん
「ああ、いいにおい」
(クスノキの葉っぱ)
この花はタンポポかな?
似ているけどちがうね
どう違うかな
一本の茎からわかれて、いくつも咲いているね
この花に名前をつけたら...
「花束タンポポー」
特徴をみること
茎にチクチクがついている
この花の名前は「コオゾリナ」
コオ剃る(チクチク)の菜でコオゾリナ
よくみる、親しむことが一番たいせつ
(コオゾリナ)
さあみてきた この森は
山合いの谷戸と呼ばれる場所です
毎年緑は減っています
この森の面積は45ha
どれだけの広さでしょう
ゴルフ場は18ホール
1つのゴルフ場はこれ以上の広さを必要とします...
森にはたくさんの生き物のにぎわいがあります
この森と同じように、
じぶん(の家)の身近な自然に目を向けることも
大切な視点です
* * * * *
テーマをきちんと伝えること
名前を伝える解説だけにならないこと
五感で感じて、体感することで
参加者が愉しみながら過ごせること
インタープリターと一緒に歩くことで、
自分だけで歩くより、もっと愉しく、
自然を深く感じられる。
知る(親しむ) 学ぶ 守る 過程が
ひとりひとりの心のなかに
「自然」に宿ってゆくように
野の草を観察するときに
採取して観察したいときの約束事
・たくさんあるもの
・じょうぶなもの
・「カミサマゴメンナサイ」ということ
植物と仲良くなるための分類例
5つの仲間わけ
1:サクラのなかま 花びら5枚
2:アサガオのなかま 花びら1枚
3:スミレのなかま 花びらがつながっているようにみえる
4:キクのなかま たくさんの小さな花が集まっている
5:イネのなかま 花にはみえない、花ではない
木が生い茂り日陰の道。
ここだけ落ち葉がたくさん 秋みたい
常緑樹は春に若葉が芽生えるから、
春に葉を落とすんだね
この葉っぱとおんなじ葉っぱを拾ってごらん
一回折って 二回折って 三回折って...
においを嗅いでごらん
「ああ、いいにおい」
この花はタンポポかな?
似ているけどちがうね
どう違うかな
一本の茎からわかれて、いくつも咲いているね
この花に名前をつけたら...
「花束タンポポー」
特徴をみること
茎にチクチクがついている
この花の名前は「コオゾリナ」
コオ剃る(チクチク)の菜でコオゾリナ
よくみる、親しむことが一番たいせつ
さあみてきた この森は
山合いの谷戸と呼ばれる場所です
毎年緑は減っています
この森の面積は45ha
どれだけの広さでしょう
ゴルフ場は18ホール
1つのゴルフ場はこれ以上の広さを必要とします...
森にはたくさんの生き物のにぎわいがあります
この森と同じように、
じぶん(の家)の身近な自然に目を向けることも
大切な視点です
* * * * *
テーマをきちんと伝えること
名前を伝える解説だけにならないこと
五感で感じて、体感することで
参加者が愉しみながら過ごせること
インタープリターと一緒に歩くことで、
自分だけで歩くより、もっと愉しく、
自然を深く感じられる。
知る(親しむ) 学ぶ 守る 過程が
ひとりひとりの心のなかに
「自然」に宿ってゆくように
森のモデルガイドウォーク(前編)
「自然案内人講座」
横浜自然観察の森のモデルガイドウォーク
案内人はCharlieさんです
森を眺めてみよう
どんな色があるかな?
緑、黄緑、深緑...
もっと もっと
萌葱色、若竹色、早苗色...
日本には、植物に由来した素敵な色の名前があります
この木はこの森の「色を決める木」です
四季折々で、いろんな色を愉しませてくれる木です
(ミズキの木)
森のなかに入りましょう
森の外と森のなかのきわ
つる草は森を紡ぐ「森のバンドエイド」
さわってごらん
やわらかくて気持ちのいい新芽だね
(シロダモの新芽)
今ホタルは、水際の土のところでマユになっています
だから、木道から下りないでね
おたまじゃくしがたくさんいるね
手をぬらしてから触ってね
おなかをみてごらん
ぐるぐるしたおなかのなか
赤くみえるのが心臓
3000の卵から大人のカエルになれるのは3匹なんだ
(ヤマアカガエルのオタマジャクシ)
枯れ木があるよ
あの穴はなんだろう
コゲラの巣だね
枯れ木でもちゃんと何かの役に立っているんだ
キノコが生えていて、
天敵のヘビも上りづらいかもしれないね
(コゲラの巣)
目を閉じて 耳を澄ませて 1分間
聴こえてくるのは
風の音 鳥の声
みえないけれどいるんだね
それを知ることのできる耳
一列になって歩いて輪になったらば
だんだんみんなで輪の中心へ
ピョンピョン跳ねてる なんでしょう?
バッタがいるね 赤ちゃんだ
夏にきゅうにバッタがいるんじゃない
春から赤ちゃんが大きくなってゆくんだよ
ー 後半に続く ー
横浜自然観察の森のモデルガイドウォーク
案内人はCharlieさんです
森を眺めてみよう
どんな色があるかな?
緑、黄緑、深緑...
もっと もっと
萌葱色、若竹色、早苗色...
日本には、植物に由来した素敵な色の名前があります
この木はこの森の「色を決める木」です
四季折々で、いろんな色を愉しませてくれる木です
森のなかに入りましょう
森の外と森のなかのきわ
つる草は森を紡ぐ「森のバンドエイド」
さわってごらん
やわらかくて気持ちのいい新芽だね
今ホタルは、水際の土のところでマユになっています
だから、木道から下りないでね
おたまじゃくしがたくさんいるね
手をぬらしてから触ってね
おなかをみてごらん
ぐるぐるしたおなかのなか
赤くみえるのが心臓
3000の卵から大人のカエルになれるのは3匹なんだ
枯れ木があるよ
あの穴はなんだろう
コゲラの巣だね
枯れ木でもちゃんと何かの役に立っているんだ
キノコが生えていて、
天敵のヘビも上りづらいかもしれないね
目を閉じて 耳を澄ませて 1分間
聴こえてくるのは
風の音 鳥の声
みえないけれどいるんだね
それを知ることのできる耳
一列になって歩いて輪になったらば
だんだんみんなで輪の中心へ
ピョンピョン跳ねてる なんでしょう?
バッタがいるね 赤ちゃんだ
夏にきゅうにバッタがいるんじゃない
春から赤ちゃんが大きくなってゆくんだよ
ー 後半に続く ー