2006年03月

2006年03月05日

土壌の観察 土壌と微生物

一反に(1000平方メートル)に700Kの生き物がいる。
遷移の流れのなか裸地だった土壌に、
植物が堆積し、微生物などによって土が豊かになってゆく。

パーマカルチャー的な土の捉え方とは、
その自然の流れのなかで出来てきた土壌のしくみを理解すること。
畑であれば、その状態をよく観察し、
生き物たちの活動に添うように人が手を入れる本来の農の技術を用いて、
生活と土との関わり方をデザインしてゆく。

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パーマカルチャーの畑。春の草が生えています。
スコップがすっと入る柔らかな土。
土の匂い。ホウセン菌の匂い。いい匂い。
耕すのは少しだけ。
植物や生き物の術を人が理解し、上手に付き合うことによってできた土。

さて、我が家の畑開墾。
パーマカルチャー的、自然農的にすすめていこ。
けど、てごわい粘土質...

↓アースオーブン  粘土に石灰を混ぜて作ります。  ↓ガオーッ
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at 09:26|Permalink パーマカルチャー 

ちょっと、うふふ

パーマカルチャージャパンは、神奈川県津久井郡藤野町にあります。
講義は、改築して研修設備をととのえた近くの旧小学校を利用しています。

で、ありました!
百葉箱 に 二宮金次郎像。
私の小学校にも校舎の裏にそっと百葉箱はありました。
宝物が入っているような気持ちになって、中をそっと開けてみたりして。
(ちなみに中には温度計、湿度計が入っています)
わかっていても開けたい?。
私は、そんな子どもでした。

ちなみに二宮金次郎像は私の小学校にはありませんでした。

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校庭の奥には一本の桜の木。
4月に来るときにはお花見できるかな。


at 07:56|Permalink favorite 

vision

すべてはデザインである

人間の本能
美しいものを求めていく
美意識、現在の不満の改善
イメージして、よりよくしていこうとする
そしてデザインする

人間が日々行っていること デザインの思考方法とは
観察→思考される→概念→理解→行動

vision(ヴィジョン)を抱くこと
いちばんの想いを持つこと 
それは、今の現状を観察して思考され
今を理解し、新たなることに行動しようとする思いの先(デザイン)。
その過程はデザインに至るメタ・プロセス。

デザインへのプロセスは、5つ。

そのヴィジョンをみつめる
1.コンセプトデザイン
 メインコンセプト 象徴的 ひとことで!
 サブコンセプト  具体的 もうひとこと!

そのコンセプトをブレークダウンしてみてみよう
2.ストラテジーデザイン
 観察(どんな資源を利用するのか、問題をどう解決するのか)
 パーマカルチャーの利用(ちゃんとしてる?原則、倫理。応用でもいいヨ)

そしてすべてを結びつけよう
3.システムデザイン
 インプット→アウトプット(次へのインプットになる)
 →アウトプット(次へのインプットになる)
 ぐるぐるつながる。

そして具体的に
4.ランドスケープデザイン
 現場のデザイン。配置のデザイン。
適材適所 あるものがあるべきところにあるように

もっとつめましょ
5.アイテムデザイン
 形、大きさ、色、素材...


いちばんの想いを持つこと
vision(ヴィジョン)を抱くこと
創造性をもって
それは、志(想い)と夢 
そしてそれは、社会に発するミッション。


私の夢をこのデザインのプロセスに添ったら
想いを具体的に表現でき、人に伝えやすくなるだろう
そして、何が足りないのか、何が必要なのかがわかる
なんか、すうっとして熱い気持ちになり申?す!



at 04:10|Permalink パーマカルチャー 

2006年03月04日

「持続可能な社会は可能だろうか?」

持続可能な社会は可能だろうか?
コンセンサスのなかで話す

*可能であってほしい
*わからない
*可能ではない

さてさて。
持続可能って何? 
何が持続可能でなくしている?

エネルギー 食物連鎖 人口問題 価値観 生活レベルの維持向上 争い

話を寄せていく 持続可能な社会に何が必要か?
地域 国 価値観をひとつに

どうしたらいい?
自分から始める 教育 話し合う

私の意見もはいっている。
結論という結論ではないけれどみえてきたものがある。

やっぱり、持続可能な社会は可能であると思いたい。
人は誰しも快適に生きたい。そして快適に感じる価値観はさまざまだ。
価値観はさまざまでいい。自由で在りたい。

けれど、エネルギーを使用し続ける人間は、
同じ地球に生きる沢山の生き物の食物連鎖の環のなかで
傲慢で在らないように、
自分だけのことしか考えないということではないように
自分ができることから始めることが必要ではないかなと思う。

けれど、いくら自然が大事だよと言ってもまた、
それは価値観がさまざまであることもあるだろう。
だから、今の状況や、自然のことを
子どもたちに伝える教育は大事だと思う。
話しあうなか、体験するなかで、身につく思いがあるように思う。
一方の考えを押し通そうとして争い(戦争)は起きる。
持続的可能な社会に、戦争はいらない。
そんな思いがむくむく。

パーマカルチャーは、持続可能な社会を可能にしていこうとするもの


at 07:33|Permalink パーマカルチャー 

コンセンサスでいこう!

例えば、今の国会。
民主主義は多数決。
数の多い方が勝ち組。
負けた方は、勝った意見に反対をし続ける。

百姓であり、作家、
そして農学博士号もこの程とられた著書に「国民の百姓学」等があり
「百姓仕事が自然をつくる」と、自然農の普及に勤められてこられた
宇根さんの話を思い出す。
「もうね、少数派でも気にしないの」
でも言い続ける、そう在り続けるというようなことを笑って話されていた。

私も、自分の考え方が少数派だなと思うことがしばしば。
だから、宇根さんの笑顔にほっとした。

少数派であっても、その意見がまちがっているということではない。
本当の民主主義ってなんだろう。

コンセンサスは、満場一致ということ。
そして多数決とは一線をかくすもの。

コンセンサスはそこに参加している人、全員が意見を言う。
AさんとBさんが話して1という意見を出し、
BさんとCさんが話して2という意見を出す。
次に1と2を話して、アの答えを出す...というのがコンセンサスの方法。
だから時間もかかる。
多数決のように「はい、賛成の人」と手をあげて、すぐ結果が決まらない。
けれども、そこにはすべての人の意見が反映されている。
だから、みんながその結果に納得できる要素があり、責任を持ってゆく。

コンセンサスには、その態度(言う、聞く、見極める)のトレーニングが必要。
情報社会の中で物事を決めていくこと。
同じ情報量(情報をきちんと流す)、個性を活かして、よりよい決定を導き出す。

私が創りたい夢のさきは、コンセンサスでいこう!
だから、たくさんの人に想いを話して、人の話を聞いて、
カタチを導き出してゆきたい。

コンセンサスは、パーマカルチャーの在り方でもある。


at 06:38|Permalink パーマカルチャー