2004年12月
2004年12月19日
自然の法(のり)
NHK教育テレビ こころの時代
「耕さず草や虫を敵とせず」川口由一
を、みる。
春から、田んぼを学んできた。
子どもの頃、里山探検していた此処は
今、市が管理する公園となっている。
昭和30年の景観を守ろうというコンセプトに
大きい機械をいれない、昔ながらの農法で、
稲作りをしている。
昔から受け継いできた知恵がいっぱい。
そしてそれは、なにより理に叶っている。
自然の恩恵をお裾分けしてもらって、
暮らしに活かす、豊かにする
と、いった感じ。
で、
環境のこと。
子どもの頃は、「環境」なんて言葉を知らなくても、
自然の理を知っていた。
子どもの遊びは時に乱暴だったりするけれど、
生命の大切さは、触れて得た。
そして、還るんだな。
今そう思っている。
大げさにいうと、「恩返ししなきゃ」
そんな気持ち。
職場の、ひとりの利用者が亡くなった時、
みんなで彼女のために何かしたかった。
私は、みんなで粘土団子を蒔いた。
いつもどの花を植えても、枯れてしまっていたその一角。
やがて、
粘土団子のなかの沢山の種のなかから、
シロツメクサの葉が茂った。
それから、毎年その土を潤している。
夏にはシロツメクサの冠を作る。
ちょこんとのせてあげるとみんなにっこりする。
番組をみて、検索をしたら、
川口さんのお師匠は、
自然農法の第一人者の福岡正信さんで
粘土団子は福岡正信さんが考案したもので、
砂漠緑化運動に効果を発揮しているとのこと。
ちなみに、
粘土団子とは、種を粘土でくるんだもので、
蟻や鳥などから種を食べられないようにするほか、
種にカビが生えにくくなる。
粘土は土の中で保水力が最も高いので乾燥にも強い。
団子は丸いので壊れにくいほか、種が水を求め、
重力方向に向かって根を伸ばすとき、
団子と地面の接点に向かっていく。
たくさんの植物の種を集めて粘土団子にしてばらまくと、
その土地に最もあったものが芽を出し、
元気よく伸びてくる。
人が農作物を選ぶのではなく、自然が選ぶ。
耕さず、水もあげない。
粘土団子の種は芽を出す前に根を地中深くまで伸ばし、
地下の水脈まで届いてから発芽するので
(だから発芽が普通の種まきより遅い)、
苗木を作ってよその地に植えつけるよりも
ずっと丈夫だそうだ。
だから水をかけないでほおっておいてもちゃんと育つので
植樹では莫大な費用がかかるが、
粘土団子は種と粘土の輸送費と団子を作る労力のみだ。
とのこと。
芽が出るまで守りつづけるタイムカプセル、粘土団子。
なるほど! そうだ。あの粘土団子を蒔いたところでは
シロツメクサがその土と、あっていたのだ。
そしてそれは天国の彼女のおかげ。
冠をのせて、みなが微笑むことができることも
そう、きっと。
たくさんの人の想いから、広がってゆく緑。
粘土団子がどうして私の手に渡ったのか、
もう忘れてしまったけれど、
その考案者が福岡さんという人で、
この番組をみたから思い起こせたことだった。
粘土団子のことも知ることができた。
そして、やっぱり♪と思ったけれど、
川口さんはシャロムの臼井さんとも繋がっている。
温室のなか、今朝咲いたお花をみて
「お花がわらってる」といった彼女が
忘れられない。
私が、できること、したいと漠然と思っていることは、
「しあわせ」につながっている。
そして、それは人と人とのしあわせであって
また、それは
人と環境(地球)のしあわせとも
つながっているということ。
FastではなくSlow。それぞれのペースでいい。
それは、しょうがいのある人のペースにも優しい。
「いいかげん」は、好い(良い)加減♪
それは思い上がりではなく、
「思いやり」の上になりえることで、
それは今この世界中で起こっている様々な問題と
向き合えるキーワードなんじゃないかな。
そんなふうに思うのです。
番組チガウケド 川口さんのこと
素敵な宇宙船地球号 「雑草が稲を守る!?」
?耕さない米作り?
オマケ 粘土団子のこと
素敵な宇宙船地球号「神々の大地を守る」
?ギリシャ・粘土団子の実力?
「耕さず草や虫を敵とせず」川口由一
を、みる。
春から、田んぼを学んできた。
子どもの頃、里山探検していた此処は
今、市が管理する公園となっている。
昭和30年の景観を守ろうというコンセプトに
大きい機械をいれない、昔ながらの農法で、
稲作りをしている。
昔から受け継いできた知恵がいっぱい。
そしてそれは、なにより理に叶っている。
自然の恩恵をお裾分けしてもらって、
暮らしに活かす、豊かにする
と、いった感じ。
で、
環境のこと。
子どもの頃は、「環境」なんて言葉を知らなくても、
自然の理を知っていた。
子どもの遊びは時に乱暴だったりするけれど、
生命の大切さは、触れて得た。
そして、還るんだな。
今そう思っている。
大げさにいうと、「恩返ししなきゃ」
そんな気持ち。
職場の、ひとりの利用者が亡くなった時、
みんなで彼女のために何かしたかった。
私は、みんなで粘土団子を蒔いた。
いつもどの花を植えても、枯れてしまっていたその一角。
やがて、
粘土団子のなかの沢山の種のなかから、
シロツメクサの葉が茂った。
それから、毎年その土を潤している。
夏にはシロツメクサの冠を作る。
ちょこんとのせてあげるとみんなにっこりする。
番組をみて、検索をしたら、
川口さんのお師匠は、
自然農法の第一人者の福岡正信さんで
粘土団子は福岡正信さんが考案したもので、
砂漠緑化運動に効果を発揮しているとのこと。
ちなみに、
粘土団子とは、種を粘土でくるんだもので、
蟻や鳥などから種を食べられないようにするほか、
種にカビが生えにくくなる。
粘土は土の中で保水力が最も高いので乾燥にも強い。
団子は丸いので壊れにくいほか、種が水を求め、
重力方向に向かって根を伸ばすとき、
団子と地面の接点に向かっていく。
たくさんの植物の種を集めて粘土団子にしてばらまくと、
その土地に最もあったものが芽を出し、
元気よく伸びてくる。
人が農作物を選ぶのではなく、自然が選ぶ。
耕さず、水もあげない。
粘土団子の種は芽を出す前に根を地中深くまで伸ばし、
地下の水脈まで届いてから発芽するので
(だから発芽が普通の種まきより遅い)、
苗木を作ってよその地に植えつけるよりも
ずっと丈夫だそうだ。
だから水をかけないでほおっておいてもちゃんと育つので
植樹では莫大な費用がかかるが、
粘土団子は種と粘土の輸送費と団子を作る労力のみだ。
とのこと。
芽が出るまで守りつづけるタイムカプセル、粘土団子。
なるほど! そうだ。あの粘土団子を蒔いたところでは
シロツメクサがその土と、あっていたのだ。
そしてそれは天国の彼女のおかげ。
冠をのせて、みなが微笑むことができることも
そう、きっと。
たくさんの人の想いから、広がってゆく緑。
粘土団子がどうして私の手に渡ったのか、
もう忘れてしまったけれど、
その考案者が福岡さんという人で、
この番組をみたから思い起こせたことだった。
粘土団子のことも知ることができた。
そして、やっぱり♪と思ったけれど、
川口さんはシャロムの臼井さんとも繋がっている。
温室のなか、今朝咲いたお花をみて
「お花がわらってる」といった彼女が
忘れられない。
私が、できること、したいと漠然と思っていることは、
「しあわせ」につながっている。
そして、それは人と人とのしあわせであって
また、それは
人と環境(地球)のしあわせとも
つながっているということ。
FastではなくSlow。それぞれのペースでいい。
それは、しょうがいのある人のペースにも優しい。
「いいかげん」は、好い(良い)加減♪
それは思い上がりではなく、
「思いやり」の上になりえることで、
それは今この世界中で起こっている様々な問題と
向き合えるキーワードなんじゃないかな。
そんなふうに思うのです。
番組チガウケド 川口さんのこと
素敵な宇宙船地球号 「雑草が稲を守る!?」
?耕さない米作り?
オマケ 粘土団子のこと
素敵な宇宙船地球号「神々の大地を守る」
?ギリシャ・粘土団子の実力?
愛・地球博
科学万博で思い出すのは、つくば万博。
私は小学生だった。
タイムカプセルという企画があって、
21世紀の私に手紙を書いた。
小学生の私は、カラカラ元気で、
微笑ましく手にした手紙。
届かぬ手紙もあったけど、
それを受け入れる度量もついていた。
その未来に宛てた自分との約束を守り
世界一周の旅に出た人もいる。
行雲流水 -Wander as a cloud-
まったく、
世界は広くって、
人の気持ちはそれよりも無限に
宇宙の果てまでも、思い描くことができる。
地球を汚すのも、守れるのも
同じ人間なのだろうと思う。
そして、愛・地球博。
(長いイントロでした。笑)
はじめに、地球博を耳にしたのは安曇野。
自分の足元、口にするもの、私が及ぼすもの。
そんなことが気になって、気になって
考えたいと思って結びついたのが、
安曇野の舎爐夢(シャロム)ヒュッテで行われている
BeGood Cafe安曇野。パーマカルチャーというキーワード。
心地よさって、こういうことカナ。
心と身体は繋がっているということを実感した。
シャロムの、臼井さんとの出逢い。
その生き方や、ものごとのとらえ方。
出逢えたことに感謝。
人生楽しまなくちゃ。ね。
って、臼井さんが笑ってる。
(さあ、いよいよ地球博の話題です♪)
BeGood Cafeは、地球博で、
自然食を提供することを通じて、
「持続可能な社会へ向けて」の食育プログラムを実施する。
かけがえのない自然を守る循環型社会への移行を目指して。
会場に、大きなパーマカルチャーガーデン(畑)を作る。
畑で収穫したものが、レストランの食材になる。
私も参加したいなあと思っている。
お友達から情報をもらった♪
地元の彼女が、ほくほくの気持ちになるのも納得。
地球博、サツキとメイの家。
こんな暮らしができたらいいナ。
わあ、すごいすごい!!
愛・地球博。とってもたのしみだ。
YOMIURI ON-LINE サツキとメイのメイの家建築中
私は小学生だった。
タイムカプセルという企画があって、
21世紀の私に手紙を書いた。
小学生の私は、カラカラ元気で、
微笑ましく手にした手紙。
届かぬ手紙もあったけど、
それを受け入れる度量もついていた。
その未来に宛てた自分との約束を守り
世界一周の旅に出た人もいる。
行雲流水 -Wander as a cloud-
まったく、
世界は広くって、
人の気持ちはそれよりも無限に
宇宙の果てまでも、思い描くことができる。
地球を汚すのも、守れるのも
同じ人間なのだろうと思う。
そして、愛・地球博。
(長いイントロでした。笑)
はじめに、地球博を耳にしたのは安曇野。
自分の足元、口にするもの、私が及ぼすもの。
そんなことが気になって、気になって
考えたいと思って結びついたのが、
安曇野の舎爐夢(シャロム)ヒュッテで行われている
BeGood Cafe安曇野。パーマカルチャーというキーワード。
心地よさって、こういうことカナ。
心と身体は繋がっているということを実感した。
シャロムの、臼井さんとの出逢い。
その生き方や、ものごとのとらえ方。
出逢えたことに感謝。
人生楽しまなくちゃ。ね。
って、臼井さんが笑ってる。
(さあ、いよいよ地球博の話題です♪)
BeGood Cafeは、地球博で、
自然食を提供することを通じて、
「持続可能な社会へ向けて」の食育プログラムを実施する。
かけがえのない自然を守る循環型社会への移行を目指して。
会場に、大きなパーマカルチャーガーデン(畑)を作る。
畑で収穫したものが、レストランの食材になる。
私も参加したいなあと思っている。
お友達から情報をもらった♪
地元の彼女が、ほくほくの気持ちになるのも納得。
地球博、サツキとメイの家。
こんな暮らしができたらいいナ。
わあ、すごいすごい!!
愛・地球博。とってもたのしみだ。
YOMIURI ON-LINE サツキとメイのメイの家建築中
流木の人
本屋さんで、その本をみたときを覚えている。
「森呼吸」というその本。
神岡さんとの出逢いの始まり。
帯びには、個展の知らせ。
場所は表参道の同潤会アパート。
今はもうない小さな一部屋。
木の人に逢いに行く。
それから、
毎年クリスマスの季節に個展はあって
大好きなひとときだった。
田んぼの野外展は、小さな旅。
木の人は、草や、虫や花が似合う。
2回目は、車を運転して初めての長距離ドライブ。
運転は緊張したけれど、
あなたと行きたかった。
あなたは笑ってた。
神岡さんは名刺をくれて、
肩書きには「夢職」って書いてあった。
私は、「ゆめしょく」ステキ♪って思っていたら、
あなたが「むしょく」って読むんだろと言った。
イイナ、夢職。
私もそういえるよな日々を生きたい、
そう思ったのを覚えている。
神岡さんの木の人と、衣絵さんの写真。
私はいつも大切な人へと綴るのは、
神岡さんのカードにしている。
これは大好きな詩。
「ここにいる理由」
僕の体中が
君であふれる時
からみついた想いは
僕を哲学者にさせるのです
頭で考えたこと
心で感じたこと
体で覚えたことが
ひとつになってとけていきます
出会いの話をしましょう
明日の話をしましょう
宇宙の話をしましょう
涙の話をしましょう
君と話がしたいから
僕はここに留まったのです
季節は巡り、
また木の人に逢いにゆくとき、
私のココロのなかに、
どんな想いがめぐりゆくのか。
私はあなたの幸せを
この同じ月の下で祈っています。
神岡さんのHPができました♪
神岡学と神岡衣絵の空想美術館
2004年12月04日
罪の意味
ある時から、
私は電気を消して眠れなくなった。
それは今も続いている。
電気を消しても大丈夫なのは、隣に誰かがいる時だけ。
テレビもめったに消すことはない。
自然のなかの暗闇は全然怖くはないのに。
人のココロの、
この闇は
なかなか晴れてくれそうにない。
そうして、うとうととしながら、
耳にはいってきた、深夜のドキュメント。
はっとして、体をおこす。
神戸のあの事件は、
おそらく、日本中を震撼させた
凶悪犯罪のさいたるものだろう。
私は、仕事柄
被害者が知的ハンディキャップのある男の子であったことに
大きなショックを受けた。
そして、加害者は14歳の少年。
その少年Aが、
社会復帰する。
被害者の家族の思いを追ったドキュメントだった。
仮出所のニュースの頃、
カタルシスという映画があった。
観に行った。
私は、観に行かねばならないという気持ちだった。
少年Aを意識したストーリーであることは明らかだった。
主人公とその家族の結末に違和感を覚えた。
なんていっていったらいいのか、
一生罪を償い続けることから
逃げてほしくはなかった。
それは死をもっても許されないものだからだ。
10月、私がすきなドラマが何年かぶりに放送。
家栽の人
この内容もまた、思い起こさずにはいられない内容だった。
罪を犯した少年の社会復帰の苦悩。
それと逃げずに生きていくということ。
そして、加害者である人間が
この社会で生きているということ、また生死は関係なくとも
苦しみはなくなることのない被害者の家族の心情。
KTV ザ・ドキュメント 罪の意味
私は電気を消して眠れなくなった。
それは今も続いている。
電気を消しても大丈夫なのは、隣に誰かがいる時だけ。
テレビもめったに消すことはない。
自然のなかの暗闇は全然怖くはないのに。
人のココロの、
この闇は
なかなか晴れてくれそうにない。
そうして、うとうととしながら、
耳にはいってきた、深夜のドキュメント。
はっとして、体をおこす。
神戸のあの事件は、
おそらく、日本中を震撼させた
凶悪犯罪のさいたるものだろう。
私は、仕事柄
被害者が知的ハンディキャップのある男の子であったことに
大きなショックを受けた。
そして、加害者は14歳の少年。
その少年Aが、
社会復帰する。
被害者の家族の思いを追ったドキュメントだった。
仮出所のニュースの頃、
カタルシスという映画があった。
観に行った。
私は、観に行かねばならないという気持ちだった。
少年Aを意識したストーリーであることは明らかだった。
主人公とその家族の結末に違和感を覚えた。
なんていっていったらいいのか、
一生罪を償い続けることから
逃げてほしくはなかった。
それは死をもっても許されないものだからだ。
10月、私がすきなドラマが何年かぶりに放送。
家栽の人
この内容もまた、思い起こさずにはいられない内容だった。
罪を犯した少年の社会復帰の苦悩。
それと逃げずに生きていくということ。
そして、加害者である人間が
この社会で生きているということ、また生死は関係なくとも
苦しみはなくなることのない被害者の家族の心情。
KTV ザ・ドキュメント 罪の意味