2004年08月

2004年08月22日

葉っぱ

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ムクノキ、エノキ。葉っぱのかたち。
形は? 卵の形、だ円の形。
葉脈。12対の枝分かれ。
葉の縁。波状。鋸歯。
葉の先端に、葉の基部、葉の厚み。
触った感じ。匂いはある?

一枚の葉が持つ、その木の情報。
一枚一枚の葉のなかに沢山の物語。
新しいをみつける度に、
心地よい風が
スーッとね、
私の周りに吹くみたい。




at 00:34|Permalink いのちの声  

実りの緑

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柿の実ひとつ、ふたつ色づき始め。
小さな青い実が
だんだんと大きくなっていくのをみていた。
橙色の柿の実もその過程。
春、夏、実りの秋。そしてまた冬。
一日一日命を紡いで生きてるということを
改めて思う。

稲穂の緑が頭を垂れて。
「米」という字は、八十八。
ひと粒、ひと粒が愛おしい。
ちとは、スズメにあげてもいいヨ。

古代ハスの花が咲いた。
大きな大きなやわらかな色。

ネパールで聞いた蓮の話。
泥の中で、深く、くねくねと根を張り、
すっとまっすぐに綺麗な花を咲かせる花。
紆余曲折の人生の。その先にまっすぐに咲く花。
だから神さまの花。

園芸研究家の杉井先生に聞いた蓮の話。
蓮の花は枯れて、
茎が皆揃ってポキっと折れて下を向き、
種をその株元に落とす。
蓮は水のある場所でしか生きられないから、
今いる場所にいられるよう、茎は皆揃って折れ、
種をそのすぐ株元に落とすようにする。
太古の昔から受け継がれてる、
その植物の生きる術。

生命ってすごい。本当に不思議で、素敵だ。





at 00:20|Permalink 田んぼ通信  

2004年08月08日

8月のトンボ

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トンボ。しおからとんぼ。
ちゃんとした名は知らない。
稲の上をクルクル飛んで、
縄張りを守る。
ずっと守る。
彼らの居場所。

網かけをすると、
なかでナニゴトダ!!と飛んでるトンボ。
「もうずっと出られなんて!?」と
私はどうしようと思ったけれど、
トンボを目で追いかけて、安心。
スルッと網から出ていった。
「大丈夫でしょ♪」と周りからの声。

5月、水を張った田んぼをヤゴは歩いていた。
おたまじゃくしもゲンゴロウもいた。
カエルに足が出て、でめたんになった。
ヤゴもかえってトンボになった。

いのちを紡ぐ。
そのなかに私もいるということが、
なんだかとても心地よい。





at 00:24|Permalink 田んぼ通信  

お米の白い花 ネットかけ

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久しぶりの田んぼ。
この1ヶ月の間に、ぐんぐんと株が増え
午前中のわずかな時間、白いお米の花は咲く。
小さな可愛い花が咲いた。

葉にはヤゴのぬけがら。
トンボが穂の上を飛んでいる。
色鮮やかなおしろいばな。
ネムの木は、実を結んでいる。
太陽照つける夏。
もうお米の白い花は閉じている。



ネットかけ
分げつし、1株20本となり、
1本から80粒。1600粒のもみの花。
お米の白い花は午前10時頃から数時間咲き、
受粉し実を結ぶ。
穂の上から下の最後までの1週間。
小さな小さな花。
登熟期の柔らかい米粒、スズメは大好き。
スズメよけのネットを張る。
スズメも賢い。集団で重みをかけて網を突破する。
弛まないように上にも棒を渡す。
スズメとのにらめっこが始まる。



at 00:07|Permalink 田んぼ通信  

2004年08月05日

おまけのネパール

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おまけ1 「ロキシー」

ロキシーというお酒。
飲んでみてね、といわれていた。
麦から作られる蒸留酒で、各家庭で味が違うとのこと。
ギータさんに「ロキシーを飲みたい」と伝えていた私。
ネパールの人は、お酒をあまり飲まないのだそうだ。
ホテルやレストランのメニューにも載っていなかったから、
あんまりポピュラーではないのかな、と思っていた。
先の細い注ぎ口から小さな鉄の器に注がれる。
沖縄の雑誌カラカラのネーネーによると、泡盛の語源のように
高い所から注ぎ泡が立つロキシーがいいものらしい。
熱いお酒だった。
90°(次に飲んだものは60°とのこと)というのは
本当だろうか!?
けど、今まで口にした中でいっとう度数が高かったと
思うから、50°以上はあると思われ。

私はお酒はふだん飲まない。
けれど、沖縄で泡盛を飲むように、
旅先でのその土地のお酒は格別な気がする。



おまけ2 「気になるアノひと」

カトマンズからポカラまでの車窓から、
なんどこの気になるポスターをみつけたことか。
街の看板。コカコーラなど見ていて面白い。
ん?気になるアノお方。
ギータさんに聞いて判明。

photo / ネパールの大スター、42才。ちなみに独身デス。

沖縄でのうれしい出会い
「沖縄&泡盛 季刊カラカラ」HP





at 02:26|Permalink Nepal